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仙台 - 佐沼線(せんだい - さぬません)は、宮城県仙台市と登米(とめ)市迫町佐沼を結ぶ高速バスである。 == 概要 == 過去には宮城交通の佐沼高校 - 古川 - 仙台の急行便があったが、高速道路経由でなく乗客減少で廃止となった。そののち宮城交通は仙台 - 気仙沼間特急バス(運転免許センター・東北道経由)を改めて設定し佐沼を経由していたが、若柳金成IC~千厩経由(当時は停車せず)に経路変更して以来仙台へ直通するバスはなかった。鉄道を利用するにしても新田駅(迫町の代表駅)または瀬峰駅(佐沼 - 瀬峰は仙北鉄道廃止代替経路で、この当時はバスが比較的多く運行されていた)までバスやマイカーで向かい仙台へ出発していたものの、佐沼からは距離があり、さらに日中は小牛田で乗換える列車が大半(2014年3月からは日中の全列車が小牛田乗り換えとなった)で利便性に欠けていた。 そこへ2004年5月、東日本急行が仙台 - 佐沼線を開設した。当初は仙台宮城IC~築館ICを高速利用(築館町内は経由せず)し、新田を通り迫町役場(現登米市役所)までノンストップであった。東日本急行の単独運行で、佐沼での夜間滞泊は迫町役場ではなく、縣北整備(旧仙北鉄道の関連会社)の一角を借用していた。 2005年1月16日、ダイヤ改正が行われ栗原市若柳(七十七銀行若柳支店前)を経由し若柳金成ICより高速利用に変更、また一部便の迫町役場 - 新田サンクチュアリセンターへの路線延長が行われた(現在同区間は廃止)。同時に佐沼側の事業者として宮交登米バス(当時)が参入し共同運行することとなり、東日本急行の佐沼夜間滞泊は消滅した。日中の休憩場所も迫町役場から宮交登米バス本社に変更となったが、路線延長は行われず回送での入庫となっている。 路線名「仙台 - 佐沼線」は、本来なら他系統のように行先は自治体名(登米市)となるが、市街地中心部(佐沼)を行先としている。これは同じ登米市内に「登米(とよま)」があり、それと混同を避けるためであるほか、旧町名の「迫」も一迫と混同のおそれがあること、迫という旧町名より、旧々町名で広域地名としての「佐沼」の認知度が高いことにもよる〔銀行、税務署、警察署、郵便局、市立病院、高等学校が「佐沼」を使用する。〕。登米行の高速バスも「とよま」行として、別系統であることを強調している。 現在は、登米市(佐沼)と仙台を乗り換えなしで直結する交通機関としての地位を確立している。2010年には開業以来の利用者数が50万人を突破した〔高速仙台佐沼線 トクトクキャンペーンのお知らせ (宮城交通プレスリリース 2010年8月5日)〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「仙台 - 佐沼線」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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